テキスト2000
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科の観葉植物は、現在のいけばなに欠かせない花材の一つである。だが副材と考えて、主材とする花を先にいけて大体の花型を作り、そのあとでモンステラなどをそえることが多い。だが左の図のように先にモンステラをいけてから作例の宝桑のように向日葵や丹頂をそえてもいいのである。そしてこの方がいけやすくまとめやすいといえる。花材モンステラ(六枚)向日葵丹頂花器白色粕三角瓶むし暑い部屋にいると、不供指数が上がって額が汗ばんでくる。そこに緑の豊かな鉢植えの植物が持ちこまれると、さっと額の汗がひいて不供指数が下がるそうである。これは実験で確かめられている。いくら精巧にできていても造花では駄目だそ、つである。というと夏向きに涼しさをよぶ花涼しい風の色〈3頁の花V3

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