テキスト2000
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ま島あずさ裏白の木(別称ー山梨、花型草型留流し晩春からの若葉の頃、裏白の木や七竃が生花の稽古によく使われる。丁度常緑の横や柾が、萎れやすい新芽が生、えはじめる替李である。落葉樹の若葉は常緑樹の若葉より水揚げの良いものもかなりあって、いけておくと毎朝水をいれかえるたびに、少しづっ葉が育ってくれているのが楽しみである。裏白の木も小豆粒ぐらいの芽から作例ぐらいの葉になるのにそれほど日はかからない。好きな花材の一つなので生花にも立花にもよく使っている。だがこの美しい葉の裏白の木は携めようとするとよく折れるのが睡瓜である。ただ枝の太い部分だけは切り撲めができるが、境めは最小限度にとどめたい。作例は一把の束の中から古枝を選び出していけ上げた留流しの裏白の木で葉を少なくして枝を見せた。花器染付丸鉢aaga−しお銀葉)、ー6 ._,>'~ノ/

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