テキスト2000
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第三種郵便物認可桑原市守底流いけばなテキスト叫号2000年5月1日発行(毎月1回1口発行)桑原市守慶流a家元発行定価五OO円自分の周囲の植物的環境も的確にとらえていたことがよくわかる。初代の頃、園芸植物として、かなり多く栽培されるようになった牡丹は、現在更に量産されるようになった上に初冬から売り出されている。だがいけやすくなったかというと相変わらず扱いの難しい花である。まず水揚の悪いこと。これは切口をガスバーナーで炭化するまで焼いておけばよくなるが、水を揚げたところで花は一日で咲ききってしまう。投入や盛花の場合だと枝振りに応じて花型を容易に変えることができるが生花では幹(木の部分)から花の茎までの形がそれぞれの役枝を構成できるかど、っか考、えなければならない。そして正式に、図のように真は苔、胴は開花、留には半開の著を配置しようと思っとかなり多くの牡丹の中からより出さなければならない。先代の牡丹は葉も豊かにそえられ、葉蔭からのび出た幹が形よく構成を魅すんでいる。bv号句者g必’

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