テキスト2000
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あか感る火の色のことで紅蓮の炎ともいス(燦然とした)とも関連のある名前なのだろう。そして基諸での一般名はフレーム・リリl(炎の百合)となっているところを見ると、誰もがこの花に紅い炎を感じるのだろうと思、っ。日本の分類名では百合科の狐百合属というが、まさか一属一種のグロリオlサの紅い花を見てつけられた名前ではないだろう。黄花種もあるが、これは園芸品種らしい。ヨーロッパでは十七世紀頃から栽培されているが、切花として私がはじめて手に入れたのは三十数年前のことである。花色は写真で見るように赤い花弁で縁が黄色いが、この赤の部分が朱色がかった浅い色の品種と濃紅色のものがある。一見同じように思、つがいけてみると濃紅色の店がまさっている。作例では素子の友人のウルリカ・ヴァリlンの作った金色の魚が描かれたガラス器をとり合わせの主題にしている。紅一色の構成では奥行が出ないので太閣をとりあわせている。花材グロリオlサ花器金彩ガラス鉢(スウェーデン)紅蓮紅蓮と書いてグレンと読む。燃えj。グロリオlサ、英語のグロlリア太蘭λ10

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