テキスト2000
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柾(柾木)花型留流し草の立花器煤竹す筒柾は葉が小さく締まり、枝がすんなりと伸びているので生花の各枝の花型にあてはめやすい花材である。それにほぼ四季非』通じて使えるので初級、中級向きの稽古に向いた枝物花材である。作例は中級向きに内副を加、えた留流しの花型である。この生花は、真、副は行の花型のままで、留だけを長くとっただけの花型なので中級向きのわかりやすい形である。使った柾は五本だが、枝取りの仕方によって七枝から九枝の生花をいけることができる。真、内副、留の長い三枝は下枝を切りとって一本なりにして伸びやかさを与える。副、総囲には下枝が五、六本まとまったところを使い、は切りとり、胴、真囲、控などあまり長さを必要としない役枝にする。図解の柄弧内に岡山での役枝名を付記した。上部6

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