テキスト2000
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。噌宅−、ι市札花型草型留流し花器緑粕杯形花器人それぞれ好きな花材、というか飽きずにいけ続けられる花材がいくつかある。生花では、ある限定された花材の中で、与えられた花材の枝振りをよく見定めてそれぞれの役枝に割りふりながらいけ上がりの姿を想定する。想い描いた姿を百点とすると一応八十%ぐらいまで出来上がったところから仕上げの段階に入る。良い生花になるかならないかはこの残りの二卜%にかかっている。その上にいくらかでも追加点がつけばよいが、思い迷って点数を下げてしまうこともある。横は好きな花材なので時々自分のためにいけている。とくに苔のまわった古木はいいものである。この生花は宜真に搬ったあと、条通の茶道具のお店に飾った。11

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