テキスト2000
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主つ義る守的擬6ど83本をまるめて左前方に出。花一を横から見たところ線7本を蔓の内側に絡むように入れ蔓をまるめる和則この作例の花器は直径がmm5凹、高さがU仰の筒型で、鉄利の銀色がかった灰色の表面と形に一種独特の美しさを備えている。作者は大分県出身の河合指括ゆさん。故郷の自然をこよなく愛されていた。器には派手さを押さえこんだ中に、力強い形と風格が備わっている。そして口元まで水を入れると、器が生き生きしてくるから不思議だ。殻がはじけて黄色の実が見えだしるように止め、濃い紫色で小輪の鉄ている。斐梅擬は無造作にまるめても、四方へ枝が飛び出てくるが、全体の中で不要な枝は整理して、実の量感蔓の動きを強調する。なんでもない取り合わせなのだが、器に気品が備わっていると、花の格も上がって見える。そんな時は上質の空間に飾りたい。花材蔓梅擬鉄線花器鉄粕筒型花瓶3 r」

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