テキスト2000
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投入を盛花に変、える。上の作例の花型は栗を真にした立体真主型の投入である。栗は八、九月の花材としてよく使われている。枝にはあまり屈曲がないが作例のように大きく輪郭をとるのに向いている。そして実を見せるように葉はかなり整理しなければならない。とくに胴にかためて使うときには、実の上に覆い被さるような葉はとって挿す。実をかためてマッスにして使う場合、とり合わせは広範囲から選べるが、一般的にはやはり季節の花材を用いたい。投入右側面6

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