テキスト1999
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たかさごりんどうりんどう第三種郵便物認可桑原専慶流いけばなテキスト揃号1999年四月1日発行(毎月1回1日発行)桑原専慶流家元発行定価五OO円わせていないが先代はその魅力を「奇なる姿」「瓢々たる面白さ」と云っているがたしかに興味深い花材である。そしてこれらの実物のいけばなは俳諸趣味に通じるとも云っている。俳譜とは滑稽味をおびた和歌のよ、つなものであり、実物の投入の中にはこの俳諾趣味に通じるような「奇」なる姿を面白し、とする行き方もあり、花材からうける感じから云ってもそんな風趣を持たせることもできると書いている。テキストのその頁の花からたしかにその感じを、つける。高砂百合は台湾原産の白百合である。昔台湾のことを高砂とよんだのでこの名がつけられたが堂boの方も同じ青山味のリリウム・フォlモサヌムとなっている。花の姿は鉄砲百合を一まわり細くしたような形をしている。今までテキストに使ったことがなかったが見慣れた鉄砲百合とくらべると、その繊細な姿と主タ否が魅力的である。と均ムロわせたおみな、えしと龍謄は高砂百合の姿形をはっきり見せるため低くまとめている。花材高砂百合おみな、えし高砂百合龍脆花器茶褐色焼締角瓶

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