テキスト1998
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占こくてい部門〕京・間lmm出品作会場渉成因(机殻邸・東本願寺飛会期5月日日②lM貝ω花材インコ・アナナス京都駅より歩いて日分程の場所にある根殻邸は一昨年より一般に開放され、観光名所とは一味違った静かなたたずまいが訪れる人の心をいやしてくれる。江戸期の大火で類焼した建物を、明治初期に復興し、現在、国の名勝に指定されている。東山を笠爪とした庭は石川丈山(一校一一)によるもので、印刀池を巾心にゆったりと自然の景を楽しめる。日本の伝統芸術や芸道にはそれぞれに「間」という日本人独特の美意識が存在する。今回、収殻邸において、様々な分野で活躍する作家が、現代の「問」を創り出す実験的な場に、私も参/加させていただいた。いけばなは、本来その花の置かれるまわりの空間と微妙に響きあいながら、独特の雰囲気を創竹山山すことができる。また植物の命は、その場の空気をいきいきとさせる。広々とした印月池の対岸の水辺に、古い橋の礎石がすえてある。その上にステンレスの水盤を置いて水を張り、直径仰のアナナスの球体を立てた。石川丈山の庭に、アナナス・ボlルはピリリときいてくれた。撮影松本司領先生アナナス・ボlル和則第8回芸術祭典・京〔異分野交流地境内地)1mmω4

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