テキスト1998
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第−−種郵便物認可桑原市咋底流いけばなテキスト相サ1998年7月1日発行(毎月1同1日発行)桑原点度流家一応発行定価五OO円蓄薮三種苔梅花型草の花型花器白紬陶水盤今年の華道京展に、草川被の生花を出品した。一番高く伸び上がっているのは一本立ちの切り枝だが、黄色からピンクに色が変化する品種と、下方左へ長く伸ばした淡紅色の茸刷機は、どちらも常議被で鉢植から切り取って使っている。(左図の太線が蔓蓄積の茎)花展会場では蕃薮は持たないものと考えがちだが、品種を厳選することと、王除良くいけることによって、古典花の主材になる。鉢の上で複雑に絡んだ高量黒微の、どの部分が必要かを見定めて切り取り、苔枝に添わせている。この生花を出品して、古典花の奥深きゃ可能性について改めて考えさせられている。少しづつの経験の積み重なりが、生花や立花の型の中で不思議な味を出してくれる時がある。現代花にも言えることだが、それがいけばなの魅力の一つに違いない。和則a

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