テキスト1998
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母の日満悦。テlクアウト食品のようにアレンジ今年の母の日は、和則・棲子と順調・はなから花を贈られて素子は大能に盛られた二杯の花を毎朝点検し、元気のなくなったのは水切して挿し直す。そして最後まで残ったのがこのカーネーションで、母の日から十日間ほど優しく見守られたことになる。花を贈るということは古くからあったがそれほど一般的なものではなかったようである。日本は花をいけるということに関しては世界のどの国よりも優れていて昔の花伝書、そして現代でも花のいけ方の本の多さも世界一だろう。それほど花をいけることが盛んなら花を贈りムQつ習慣、季節や年中行事にどうい、っ花を、どういう形で贈ればいいのかという仕’lwseれ来りがあってもよさそうなものだが、それはごく一部のいけばなの本の片隅に少しふれている程度と云っていいだろう。母の日にカーネーションを贈るという風習は根付いたようである。外国の慣わしをとり入れたものではあるが他の日にももっとそんなことが行われるようになればいい。それもされたものでなく、切花そのものの方が良い。花材カーネーション花器紺色粕マグカップ花海芋九11

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