テキスト1998
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チョコレート色の花花屋ではチョコレート・コスモスという名で売られていたが、お税ある菊科lコスモス属の.種、或はその悶芸品種なのだろう。葉はコスモスのように糸状ではなく、切れこみの深い鋸状なので黄花コスモスから作り出された品種なのかもしれない。チョコレート色の花というのは他にあまりないのでいけてみたが、この花の色をはっきりと、そして良い配色でと与えると、丁度花盛りのアカシアがよさそうである。花付きのよい枝で、先が短かく枝分かれした部分を切りとり、葉を少し間引くとアカシアの花の黄色がより美しく凡、えるよ、つになる。他の色をまじえたくないので花器はアイボリl色がかった白い陶でできたものを選び、下分ぐらいの深さまで砂を入れて剣山を置く。葉を間引いたアカシアの花を花器の口に叢をするようにこんもりとかぶせてチョコレート・コスモスを挿して行く。チョコレート色と黄色の配色を見せたい花なので花器の色は柔らかい象牙色を選んだ。花器は断面が三角形だが、その最も広い面を正面に向けてその而を配色の基盤にしている。花材チョコレート・コスモスアカシア花持象牙色柚=.角瓶10

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