テキスト1998
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が〈あしさい現在閑芸栽培されているヒアシンスの原種は小アジアで花は51m輪ぐらいしかつけていない。花色は濃赤色、赤、ピンク、黄、オレンジ、背、紫、濃紫と色数が多く、草丈は大きいもので却価、6枚の葉の聞から花茎が出ている。今までテキストの作例にはあまり使っていないが作例のように色彩構成を見せる盛花には大変良い花材である。作例には背の高いデルフイニュームととり合わせているが、それぞれの花の姿と色彩はうまく生かされていると思、っ。花器もデルフイニュームの濃紫色に合わせているので、全体に破調のない盛花である。花材デルフイニュームヒアシンスディエフエンパキア花器藍粕陶箆3頁の花〉同種の花を集める秋になると毎年菊ばかりロ1日種ぐらい集めていけている。他にチューリップや草川被などでもよくやっているが、何色もの同種の花歩二つのいけばなにまとめよ、?とすると、合いそうにもない色でも違和感なくおさまってしまう。そして合いそうにもない配色がかえってその種類の花の持っている性41格を強く訴えかけてくることもある。植の植物が売られている。このアルストロエメリアの赤紫と黄のうち、黄の万が同じような花色でも他種の花だった場合には良い配色でなくなることもある。それは花が生き物であり、他種の花とどこか人間の理解の範囲外で反発し合っているのかもしれないとさえ思えるほどである。花材アルストロエメリア三色ドラセナ・スルクロサ(フロリダ・ビュlティl)花器黒縁白色ガラス器4頁の花〉鉢植の花花屋の店には昔より格段に多く鉢鉢植の花を僚つ場合、切っていける。斗根洗いしていける。は土付のままポリ袋に包んで水般に巴土付きのままポリ袋に入れていける、と三通りの使い方がある。どの使い方をしても残った株を土に戻して適当な手入れを続けていれば庭や鉢の中で生長を続け翌年には又花が咲いてくれる。私の家の庭にもそんな草花や木が三、四十種類ぐらい暮らしている。今月号でも表紙のミニ務報、のヒアシンスとディエッフエンパキア、4貞のプリムラ・ポリアンサ等がそ、つである。ポリアンサはまだ寒いうちから売られているが本来春を告げる花であ付必蓄を花器胡麻笠詰る。花材としては背の低い多年草なので、少しでも高く見えるように根置き、その後に剣山を置いて柳を挿している。花材プリムラ・ポリアンサ花器5頁の生花〉額紫陽花薮椿2頁花瑚一点の行別初級向の稽・円の作例として手に入れやすい素直にのびた額紫陽花を主材にして兵の花型にいけてみた。紫陽花も開花期になると水揚げが猫柳藍色紬コンポートよくないが新葉の頃はよく水を吸い上げて日に日に葉が生長して行く。若葉の紫陽花を生花の花材として真の花型にいける場合、癖の少ない枝を使うが、真直なように見える枝でも僅かに曲がっている。その曲がりが強調できるよ、つに枝の組み合わせ方を考えていける。又携めやすそうな枝だが少々携めてもすぐ元の形に戻ることも頭に入れておく。留には別な花材をとり合わせるが、椿に限らず也]のはっきりしたものが良い。〈〈〈語5

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