テキスト1998
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ばんべいゅうばんべい申う〈表紙の花川〉一緒にいけられたラッパ水仙や菜の花とくらべると、ストレリツィアは随分変ったノ苧乞している。ただ見慣れてしまったので奇異な花とはそれほど感じないが、明治五年(一八七二年)にはじめて日本に紹介された頃には大変不思議な形に見えたに相違ない。ストレリツィアの、烏の瞬のような部分は直(花の膏を包んでいる変形した葉)。オレンジ色の三枚が専で壱から直角に立ち上がっている。そして紫色のが花弁で、苗すと花弁の一組が志の中に数組おさまっていて次々に出てくる。花材ストレリツィア菜の花ラッパ水仙花器上部褐色朱色ガラス器昨年の三月号にも到来物の晩白柚を使っている。アマリリスと箇香をとり合せ、大きな晩白柚が花瓶の口に乗っていた。少し変ったいけ方だったが今回は朱塗盆を使って果物の飾り方の一例としてみた。盛物も自分の好みに合った器を使って明かるくいけてみたい。花材レナンテラ晩白柚ライ2頁の悲ム糧ドラセナ・フロリダ・ピュlティi花器朱塗盆〈2

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