テキスト1998
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われもニワ行♀坦で出逢った様々なことに対する記憶を蘇らせ、そこから又静かに歩みを進める足がかりになるのではないかと田ゃっ。吾亦紅とそえてカップに盛られたこの花も、いけた素子の思いが凝縮されて一つの形となったものなのであろ、っ。吾亦紅花器モーニングカップ鬼灯は酸柴とも書くが、朱色の包皮は口がたつにつれて表皮が剥げ落ち、網状の皮脈だけ残って、中の赤い実が透きとおって見えるようになる。丁度赤い火の入った提灯のように見えるので鬼灯とい、ユ子があてられたのだろう。切花用、或は旧盆のお供えに早生種が八月になると売られているが、自生種が色付くのはそのあとになる。3頁の作例では桧一崩の笑と白龍臓と紫龍脆をそえて鬼灯の色をひき立てている。桧扇の実花器花屋で扱っている立船嫡(秋明菊)は単弁の’n花が多い。他に淡紅色や、八重咲の品種もあるが、作例花材酸橘栗花材鬼灯龍脂二色灰紬水盤ひおおぎり人どう3頁の花V4頁の花〉は鬼お灯づき八貴船菊〈−HSA7九人4

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