テキスト1998
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葉蘭三葉花型草ノ真流し花器茶色濃淡の練込一崩壷庭の葉蘭は花屋のより少し小さいが、茎も葉もしっかりしているのでいけておいても形が崩れない。そして小さいなりにも互になる大きいのから、控にする小葉まで揃っている。その上形も細長いのや太短い葉、摂れ葉、虫喰い葉、先枯れと様々である。この作例の真(序)の柴は幅5m、草の花型に移って生花のバランス感長さがGmほどで細長く擦っていたのが見付かったので真流しにいけてみた。副(破)の振れ葉も殆ど手を加えず、茎の癖を直しただけである。葉蘭は生花の基本を羽自得するのに大切な花材だが、或程度上達したらを磨くためにも大切な花材である。4

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