テキスト1997
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。〈ぽいもぃtゆるぽいもシ」岡山、っ〈表紙のFV床の間付私の家は所謂京風町家造りだが、階下の表の問だけは数寄崖風をとり入れている。この部屋の床の間は幅は約はm、奥行きはどの格式張らない造りである。階下でもあり、よく使う部屋なので、あまり手のかからない季節の花をいけておくことが多い。作例は杜若と太閣の生花になっているが、もっとくだけでこの二種の盛花でも掛軸の笹百合とはよく調和する飾竹方である。花器白磁水盤掛軸笹百合(秋野不矩)2貞の花〉床の間口横掛けこの赤松の床柱は、床の間付の左側にとりつけられている。太過ぎず細からず頃合いの太きである。時々季節を象徴するような山草や野草を誰かが気付かないうちにいけてくれている。作例に使った貝母は春の花なのだが、素子の友人が六月の初旬に東北に旅行したとき、まだ咲いていたと摘みとってお土産に頂いた三本である。京都と北国の気候の差、それもいけばなのテlマとなるのではないか花材員母花器花材杜若太蘭ωmほふ〈和則作存重切3

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