テキスト1997
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ナイル川の夜霧(羽頁)カイロの街で、エジプトにも霧がかかることをはじめて知りました。夜になって気温が下がってくると、ナイル川から昼間の暑さで蒸発した水分が霧になるのです。そしてナイルの夜霧に浮かぶお月様の美しさが思いがけない風景でした。エジプトの砂漠の中央を延々と流れるナイルは盟かな水量です。いかに強い乾燥地帯もこの流れのそばには近寄ることができません。両出俸は戸が生い茂り、流域の町や村には藁榔子が日々と葉をのばして美しい花が咲いています。索時らしい古代の王朝が偲ばれます。花材トレーシング・ペーパー、レモン、旅人の木、オンシジュiム、煙の木花器銅鍋大小2コ(インド製)30

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