テキスト1997
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ラインの葡萄畑(剖頁下)ライン川を下って行くと両岸には険しい丘がせまってきています。よく見ると丘には九十九折れに道のついた葡萄畑になっています。ここで実った葡萄であの撫屑の形の良い瓶につめられたライン・ワインが作られます。いつか母子とはながライン・ワインの新酒のお祭りに招かれたことがありました。優しい味と香りのワインのもとになる葡萄の木はここでご覧になるような逗しい姿をしています。年を経て命を終えた葡萄の幹です。花材葡萄の枯幹、クレマチス花器陶花器(宮下諸国商作)中国から絹を務舵に背負わせて、シルクロードを何円かけて旅したのでしょ7キャラバンはアナトリアにまで来ると、ここはもうアジアの西端。小アジアともよばれる地域でここで日世紀に大オスマン帝国が生まれたのです。そしてピザンチン帝国の主都コンスタンチノlプルを陥落させてイスタンプlルとなって、ヨーロッパにアジア系の民族がその一角を占めました。隊商の道に必要な泉。こんな井戸端も残っているのかもしれません。花材葡萄、パピルス、カラー花器備前焼水瓶かめ煉瓦井戸アナトリア(n頁)22 .

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