テキスト1997
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ドイツ唐桧の樹林(叩頁)ドイツを南へ、高い山地が近付くと夏冬変わらぬ濃い緑のドイツと唐う桧ひ。秋には黄金色に輝くヨーロッパ落か葉ら松Sヲの樹林に出会、えます。ドイツ人は森を歩くのが好きですが、こんな森は大切に残されているよ、7です。真直に大空に向かって高々とのび上がって行〈姿はケルンの大聖堂の尖浴を想わせます。それは東南アジアから日本に絞〈照葉樹林の飽きとはかなり違っているように思いますが日本アルプスから東北地方、北海道でも見られそ、7な長銀です。花材ドイツ唐崎、松晒木、百合、石楠花西洋柊陶立花瓶(大崎太湖作)ボスポラスの夕暮れ(引頁上)昼の問、喧騒をきわめ、商売にかけめぐる人々の砂挨でも、7も、7としているイスタンプールの街も、夕方自の暮れる頃の遠景はお伽噺の絵のようです。オレンジ色から浪い赤に変わって行く夕日をうけてトプカプ宮殿や立ち並ぶ回数寺院のドーム(丸屋恨)やミナレット(尖塔)がポスポラス海峡の向、フに浮かび上がります。そして、とっぷり暮れると海峡の東岸の邸宅の窓の光が海面にキラキラと光り始めます。花材蕊剛山一徴、浜紫檀の根、シンゴニューム・バタフライ花器銅製提手付コンポート、緑色糊深花器鉢20

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