テキスト1997
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カリヨンの音が風に乗って(下)アムステルダムの街の塔からカリヨン(組鐘)の音が風に乗って方々に響いて行きます。運河を伝って、麦畑の上を通って、風車に絡んで、その響きに村の教会の鐘も共鳴させて行くようです。ヨーロッパでは様々にすぐれた音楽を聞くことができます。でもそれは、カリヨンの音色に心を開〈人々の、その同じ心の中から育ってきた芸術なのでしょっ。一筋の伝統、共通する教養の中で暮しているオランダの文化に羨ましきさえ感じます。花材カーネーション、カスピア、枯紫陽花、金活毛、カラベラの枯葉、アイヴィl、スターチス、浜葡萄の枯葉19

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