テキスト1997
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を教えている立場上、行い人にもっとお花をどんどんやってほしいと思沢山の若い人達が活躍しているのだけれども、いけばなの世界というのは、山布将が集まって何かしようという下が少ない。私は、父と母が出版して5月の花展に向かってただひたすら情熱を燃やしている姿を凡ていて本当にすごいと思う。なんだか恥よりも若いような体力と気力があるようなえがするのだ。これは父や母だけに阪ったことだけでなく年令を越えてパワーを持っていけばなにとり組んでいる万はたくさんおられる。そんな万達を見ていると、そこへ自分が到達するのはまだまだはるか先なんだとぼんやり与えてしま、っ。けれども私にだって何かでさることがあるんじゃないかと模索しているのだが、ただただ夢見る夢子ちゃんなのだ。引払は三年前、お歳の時に兄と姉にニューヨークに連れていってもらった。その時一緒だった赤木希久子さんと恥は、丘年後にもう一度ここに米ょうと約束をした。そして、別にそれが形になろうとなるまいと気にせずに、この街のどこかで花を生けようとその日を楽しみにしているのだ。若い人は、周りの高い評価を期H花ふたり旅。を作して何か行動するよりも、もっと若い聞にやっておける面白い卓をどんどんやってみるべきだと思う。自分の尊敬している先輩の横でその人に付いてじっと見ているのも確かに大切な時間だと思うが、自分はその人にはなれないのだし、自分は白分を内分で創っていかなければならないのだ。ばかなことでも、失敗しても、それをよlく体で党えておけば、きっとよ附らしい宝物になるはずだ。要領良く渡ってゆくにはそれなりに努力が必要だと思うが、情熱を持ってやっている事に故初から実現出来る範囲でやろうとするのと最初は周りから「そんな事出来るの?」とニ一一日われても実現させようとするのでは、何かが追う気分がする。「花ふたり旅」の表紙の父と母の姿を凡ていて、二人が築いてきた花の道というのは、椛かに折余43曲a《折せっだったと思うが、いつもロマンを持ってそれに向かって生きている。とてもいい版をしているなあと思う。自分も父や母の歳になった時こんな服をしていたい。けれども父と吋の生き方はあくまで彼らのもの。やはり自分の人生は向分達で築いていかないといけない。そういう時、あ|私にもやるべき事がたくさんあるなと思、つのだが、これからそんな事と一つ一つ戦ってゆくことが楽しみでもある。若者諸君、一緒にがんばってゆこうね/、「ノ。というのも、様々な社会の中で、5

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