テキスト1997
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つける背の低い美しいピンクの品純も咲く。南米の人達はこの花にどんな感じを抱いてるのだろう。私達は輸入された洋花として、その生態を知らないので色彩の美しさだけをとり上げていけているが、せめて原生地の風訟を怨像しながらいけたい花である。とり合わせたアフリカ原産のドラセナともよく調和しているようである。百合咲は花弁の先が尖っていてアラ花材アルストロエメリア二色花器正面の顔上向きの花、下向きの花。刷川町水仙は印印都やガーベラと同じように横向きに咲く。横向きの花は顔を正面に向けて真直ぐに立てて花の色と形をはっきり見せることが多い。足下に密械を侍らせた六輪の刷帆水仙は正面を見据えている。彼女達の記念写真のよ、つに。花器ゆらゆらと九輪のチューリップが断郊の向、つでゆらゆらと揺れているようないけ万である。海の底で海町泌が波に帰れているようにも見える。チューリップは草花の典刑じのよう花材刷mm水仙ドラセナ・サン(アリアナ褐色柑花瓶蜜柑舟型水盤〈5貞の花〉〈6頁の花〉な姿である。幼児がまず最初に砧くことのできる花はチューリップの形である。古くから園芸栽弔されてきたのでチューリップの園芸品種は二000極もある。それらは開花期と花の形と原種の系統によって分領されているが、花弁の形で分けると、一般的なスプーン形の花弁をはじめとしてジンが代表的な形。フリンジド系は花弁の縁に細かい切れ込みがある。パ|ロット系は花弁の縁が裂けたように切れこんでいてフリル状に波打っている。抗色地に赤い絞校様のフレ|ミング・パーロットがよく出てい→令。三月になると花屋には十種類以上のチューリップが出揃う。いけばなとして使う場合は必ず茎も葉もしっかりしたものを選、はなければならない。輸入物の中には葉も茎も弱いのがある。そんなチューリップを花器のは怖から垂れ下がらせていけているのをフラワーデザインで見ることがある。それはチューリップ本来の姿ではない。まともに育ったチューリップなら、たとえ下向きにいけても翌日には花は必ず上向きに伸び上がってくる。球根草花であるその素直な姿を忘れないでおきたい。花村チューリップ4色花器黄色ガラス水盤5

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