テキスト1997
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第三便物認可桑原市サ底流いけばなテキスト刷号Mm郵1997年2月l日発行(毎日1凶l日発行)桑原市守康流家−花発行エリカ||ヒlス花材エリカチューリップ2純花掠彩陶深mエリカはイギリスではヒlスとよばれていて、小説の中で胤討を仙川うする場面によく出てくる。私の読んだ小説の中では淋しい場面にしか山てこなかったので何となく暗い印象しか持っていなかった。スウェーデンの道端に咲いていたエリカも釘の低い円っぽいピンクの淋しげな花だった。だがエリカという名前には誰もが好感を持つ。作例に使った蛇の目エリカは明かるい陽性の花である。このM刊のエリカはアフリカ原産のエリカ・カナリクラタという品種で、日本に移入されてから花色がヒンクの濃いものに作り変えられた。切り株はぬim仰ぐらいで細い分校が密生していて、その先に花径4mぐらいの花が枝の問問全両に咲く。だが校の先端部には花が咲かないので切りとって美しい花色だけを生かして使うことが多い。とり合わせにはエリカの花色と同系のヒンクの花がよく使われるが作例では濃淡2色のチューリップをとり合わせている。チューリップに限らず、エリカには水々しくて、ふっくらした化がよく作うそして花色はなるべく明るいものがよい。定価五OO円

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