テキスト1997
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椿りお町えやおと的勺dMS箆柳乙女花型二極伸留流し花器焼締水盤箆柳Avtsのように、枝先や茎が平たくなることを帯化とよんでいる。これは植物の奇形化現象で、普通の状態だと断面が九くて俸状になっているものが何本か合着して平たい板状に変化することで石化ともいう。かなり多くの植物に見られる現象で、いけばなでは箆柳の他に金え雀じ校L、石化杉、柾の他に草花にも茎の上部が帯化したものもある。rs箆柳は尾上柳の帯化したもので、帯化した部分の大きいものは幅5m、長さぬmぐらいになる。帯化部は半円状に曲がっていたり振れたりしていて先端には細枝が出ているものもある。作例では細伎の山ている箆柳を上部に使い、出ていない腐れ枝を副と胴に使った。留側の乙女惰は留、総囲、控に使い、長い横枝で留流しを作った。花留めは砂利で隠れているが、鉛の蛇の目(胴輪)を使った二月の生花である。5

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