テキスト1997
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の場合言葉を交わし令?必要もないような雰囲気がかもし出されている。二人きりの夕食、たまにそんな冬の夜があっていいだろう。花材右・ネリネとレlスフラワーの葉左・レlスフラワー花器ワイングラスクリスマスカラl緋色と深緑の配色をクリスマスカラ!というそうである。この盛花では花器の緋色とミリオクラダスの深緑がその役割をはたしていて、そこに金色の紐がからまっていると、もう決定的にクリスマスの雰囲気の花になっている。クリスチャンではない私の場合、一応日本の師走の風物となったクリスマスの賑わいに同調してみようとすると、こんな盛花が充分ではないかと思っている。花材カーネーションミリオクラダス金色のリボン花器緋色粕深鉢美男蔓(びなんかずら)〈3頁の花〉この蔓を水に浸してとった粘液で髪を洗うと男前が上がるというのでこんな々笠則がついた。花屋には出ないがいけてみたい美しい実である。花材美閉音エ小菊花器瑠璃色紬花瓶〈2頁の花〉3

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