テキスト1997
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われもこうさんなんかレl半色伺までハグ布している。山丹花オレンジ色がかった朱色の花の咲く山汁花の学名をイクソラ・シネンシスというように中国が原産地でマ中国名の山丹花の汁は朱色のことで山の中で見かける赤い花とい、ユ思味なのだろう。花色としては他に浪赤色のスーパー・キング、黄色の黄花山丹花が園芸品種として栽培されている。色々ないけばな関係の作例集を凡ていても大体花は山丹花一種で斑入葉をとり合わせて、できるだけあっさりいけているようである。作例には吾亦紅をとり合わせているが、この花の焦茶色味を帯びた赤紫色とは良い配色であり、又国まって咲いている山汁花に対して、小さい花が点々とちりばんでいる吾亦紅とはノむ乞構成して行く上で対照的な良いとり合わせだとmfっ。花材山丹花花器九月に新京都駅が完成した。だがその建築壁入に首をかしげる人が多い。京都という一二OO年の文化の何かを灘わせるものがあるべきだというのが大方の意見である。たしかに上等な現代建築だが世界中どこにでもある空港に似ている。尽都駅吾亦紅朱治日深鉢〈3貞の花〉皆一様に、この駅のどこが京都ならではのものだろうと云、っ。そうかもしれないが背の京都駅とはどんな駅だったのだろうか。初代の駅舎は一八七七年に建った亦煉瓦造りの一階建てで、これが一九一四年に木造ルネッサンス様式に建て変えられ、一九五O年に火災で焼失した。京都駅の歴史を辿ってみると、初代の赤煉瓦建ての写真はドイツかイギリスの川舎町の駅だし、木造ルネッサンス棒式と称する私の覚えている旧駅も京都ならではのものではなかった。二一代日は論外として、よく考えてみると京都は京都を象徴するような個性のある駅を今まで持ったことがなかったのである。では一体京都駅はど、?あるべきだったのだろうか。できてしまったこの建築物が目の前に立ち閃かると、私達京都人は、京都文化というものの再考を促されているような気がする。機能性、経済性、或は現代性ばかりが文化ではないだろう。もっと現代に逆行するよ、つな文化もあり得ていいし、京都にはそれが現在にも生きている筈である。二代日のa3 '-... . . • . . .. . ... ‘ ,

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