テキスト1997
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枝垂柳・千両花引二時挿垂体花器青竹洞口花活け竹と京都のことを7頁にJ茎けいているが、竹の入手しやすい京都では青竹もよく使われる。行竹の花器は’日竹とちがって一回きりのものなので、青竹を買ってきて円分で作るか竹屋に注文して作らせなければならない。その場合ただの寸筒なら太さと高さだけしか考えなくていいが、花材に合わせたり、少し変ったものは自分で考えなければならない。占くから様々な形の竹器がデザインされ、その引式は尊重されてはいるが、太さも節と節の聞の長さのちがう竹に定形をあてはめるのは無理な訴である。それよりも一回だけしか使わない青竹なのだからいけようとする花に合わせて自分で形をさめるべきである。作例の青竹も、柳を長く枝垂れさせたいので挿し口の下を長くとり、花引との調和を身、えた8

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