テキスト1997
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海主二種生花花型行型花材海芋三種花器八排ノを宵白利花入れ内花の白星海芋(アルポ・マクラlタ)の他に黄花海芋(エリオチアナ)、桃色海宇(レlマンニl)にも葉に白い星斑が入っている。そして最近海芋の園芸品種がふえて大小様々な色や大きさの花が売られている。海芋は対生する葉の間から花の茎がのび上がってくる。出生の様子は擬宝珠に似ている。だが擬宝珠は、どちらかといえば花よりも葉組の構成を見せる花材であり、海芋は花を主眼にいける花であると云える。6頁の擬宝珠の主株も、この頁の海芋も葉は同数の九枚を使っているが花は擬宝珠の二本に対して海芋は五本になっている。葉組の仕方は同じようでも、それぞれの花材の持味をひき出すためにはいけ方も少しづつ変わるということなのである。7

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