テキスト1996
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アメリカ著義黄花カラ!花型行型花器紺色柑手付コンポートアメリカ著義は、多量にではないが初夏になると花材として売られている。たしか516年前にもテキ・ストに使っている。名前はアメリカ若義となっているが本当に若義の仲間なのかどうか判然としないもののそれに近いようである。葉は濃い緑色で葉身にしっかりした中肋脈が通っていて強い弾力性があり、写真のように上部から新しい葉が出ている変った姿である。作例には7枚を真、真囲、見越、副、副の沈み、胴、胴の沈みに振り分けている。留には黄花カラーの葉と花、控には葉だけ1枚使った。この初年ぐらいの聞にかなりの種類の輸入植物が普及して、いけてみたい花村が急激にふえた。生花に使う場合出生を確かめる必要があるが種類の増加に追いつけないでいる。10

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