テキスト1996
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し、留側は権でまとめた七体の生花である。セロlムやモンステラのような熱帯系の広葉の観葉植物には、同じ熱帯系の草花をよくとりあわせるのもよいが、棒やホ酌のような花木をとりあわせると、落着いてしっかりした生花になるのである。図④はモンステラの作例だが、モンステラを真、副、胴として小型の蓄蔽4本を留側に添えた7体の生花である。セロlムとくらべて葉柄が短いので形をきめるのが少し難しくなる生花である。アンスリュlム花器舟型水盤作例ではアンスリュlムの赤い色を際立たせるよ、つ白花の金魚草を使った。蘇鉄は堅くて重い感じの花材だが艇のように向こうが透けて見えるので、こういうあっさりした配色だと初夏向きのとりあわせとなる。花材牡丹(白・淡紅)勝燭の根花器かいらぎ利水盤中国には大湖石という石灰岩が浸蝕されて出来た怪異な石がある。社丹の植込の後に置かれたりしていて中国的な雰囲気を感じさせる。日本のいけばなでそれを日本的に変化させるとこのようなものだろうか。〈7頁の盛花〉花材蘇鉄の葉金魚草〈8頁の盛花〉8

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