テキスト1996
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フィロデンドロン・セロ!ムチューリップ花型草型副流し花器鮮緑色粕コンポートフィロデンドロン・セロlム(略してセローム。和名は人。と手でか蔓ず今)は大きく生長すると葉面は1m、葉柄はそれ以上の長きになる。モンステラと似てはいるが葉柄が長いので生花に用いる場合形はとりやすい。この作例は胴を省いた変則的ないけ方になっている。本来ならセロームを真、副、胴に使って、チューリップを留と控にして五体にするところだが、セロームの葉が大きいので副の葉の前面が胴の役割も果たしている。そこで副側は真、副だけの二体とし、留側は総囲、留、控の三体として五体にした変則的な生花である。セロlムの葉を二枚だけでいける場合正則には図②の三体となる。6

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