テキスト1996
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みずみずしさ花材花菖蒲花型行型|水気を含んで生気があり、新鮮なさま。ー以は、ー艶があって若々しい。ーというのが、みずみずしい、ということだが、もう一つ、利腕忌つは、ー他とくらべて一院目立つ|ことで、花器白地波形文深鉢〈表紙の生花〉七花この言葉は立花や生花の足元を形容することから生まれた言葉ではないのかとさえ思う。花器に満々と張られた新鮮な澄んだ水の中から花が立ち上がってこそみずみずしく水際立っていると・五えるのである。作例の花百浦は筒引の花瓶にいけることもできるが、山川郡満たした水盤がふさわしい花である。長さKwmぐらいの葉が出ているのだやmR、部等の水物は、やはり水を同じとり合わせの生花と、盛花〈2頁の生花と3頁の盛花〉花材アリウム・ギガンテウムフリージアオクロレウカの葉花器生花紺色ガラス鉢盛花紺色刷舟川k水盤アリウム・ギガンテウムは、玉忽状の大きい鱗茎から、幅51mm、が、切花として出仰されるものには葉はそえられていない。もしアリウム・ギガンテウムが江戸時代に渡来していたら葉付きで売られる背慣が成立していたのではないかと思う。思い返してみると、つい初年ぐらい前まではガーベラも業をそえて売られていたし。向花街ゃの束にも葉はつけられていた。盛花や投入には葉は必要ないかもしれないが、引の決まっている生花で、出生を無視して葉を省略すると形だけのものになってしまって、生化本来の自然観を失うことになる。だが生花のンンフルな構成は美しい。そしてアリウム・ギカンテウムは花も主の線も生花にとって魅力のある花村である。||生花としてのアリウム・ギガンテウム||2

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