テキスト1996
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いろあい小手盛と雪柳のちがい花材小手珪百合(スターゲイザl花器紺鼠色粕花瓶同じ韮回一微科下野属で共に白い小さな花は咲くが、雪柳と小手越は、いけてみるとかなり感じのちが、つ花木である。一つずつの小さな花は似ているが小手琶の花序は直径3仰ぐらいにかたまって細枝の上に向かって咲き並ぶ。そしてその下に小さな葉が花をうけるように聞きそっている。雪柳の方は細枝の周囲に連らなって花が咲き、葉はあっても花の下に小さくかくれているので目立たない。従って小手笹の方は少し濃い緑の葉のために白い花がかたまって咲いていても、やや暗く重い感じかするが雪柳が咲き揃うと枝が白い猫の尾のように明るい白きに感じる。そんな違いがあるので雪柳の方は、ポピ!やアネモネのような明るく軽い感じの洋花ともよく合うが小手強とはあまりいい配色にはならなし作例では輸入種のスターガザlルの濃くてやや暗いめの紅色の花をとり合わせてみた。この色だと小手強の色相とよくつり合って色彩構成としておきまりが良い。四月の半ば過ぎからは遅咲きの小手越が出てくるが、思の色が茶色みがかっているので使いにくくなる。)10

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