テキスト1996
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たしそろそろ春が・・・花材アネモネ寒竹アマリリスの葉花器濃紺色利水盤九月に指先ほどの球根を植えておくと、まずパセリのような根出葉が生えてきて、次に花茎がのび上がりはじめてmmから印仰ぐらいになると三月から四月に花が咲く。アネモネの育て方が園芸書にそっ書かれているが、色とりどりなアネモネを植えるなら広い庭がほしい。園芸品種のアネモネにはかなり多くの品種がある。私達がいけばなに使っているアネモネはアメリカで作り出された「モナ・リザ」という品種か、その系統が主になっているそうである。草丈はらいまで伸びて花茎も太くてしっかりしている。花径はmm、花弁は丸く花色は赤、紫、自の三系統で切花にしても水揚げがよい。表紙にもアネモネの可愛い小品花を使ったが、ここでは寒竹の縦線ととり合わせた。寒竹は渋い花材だがアネモネの柔らかく明るい色の聞から立ち上がらせると、ふんわりとかたまったアネモネがしっかりとした後保ができて存在感を強めたように見、える。アマリリスの葉等、総は必ずそえωmぐ11

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