テキスト1996
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ひきって、家族の集まりを和やかな打ちとけた気分にさせるよ、つな花を無雑作に見えるようにいけておきたい。以上の三作は花器でないものを使ってみたが、いけられた花の性格は充分生かされているようである。八4頁の花〉花材アマリリス遡桜花器灰色紬深鉢アマリリスは未だ寒い時分から売られているが、この花はやはり日が長くなり、風も温まる頃からいけはじめたい。盛花には連麹のような春先らしい花木がよく合う。花型株分け花器灰白色粕水盤主株内副流し子株花型二瓶飾り主瓶草型副流し副瓶行型花器主瓶胡麻竹寸筒副瓶青色柑小型深鉢この生花の小豆柳の副の枝は始めからこのような形に曲がっていたので、その形を強調するため胴も同じような形に撲めて特徴を出してみた。日射しの明るさを追って榛の木アマリリス小豆柳フリージア〈5頁の生花〉〈6頁の花〉行型7

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