テキスト1996
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ヴ令。秋に稲科の野草は狗子草をはじめ狗子平小必作例では点と刈は軸についた柴を使っているが、慨ははずした柴を柴机して実にそえている。昔、いけばな展に大量の狗千草が必要になったので自分で集めに行ったことがある。京都の郊外でも至る所に生えているので簡単に必要量とれるだろうと思っていたが、かなり沢山群がっているように比えても、成れ皮の比さのものは一ヶ所で二、一一一卜本しかとれない鮎川二来集めるのに下日かかってしまった。そういう経験をしてみると、花屋で長さの揃った束の中から好きなのを選んで買えるのは有難いことであ数珠五や戸、その他多くの純傾のものが使われるが一般に水妨げがよくない。山くから色々な物が水持薬として巧楽されてきた。だがあまり効山本はなさそうである。それよりも新しい切り立てを使ったむが良い。月例11

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