テキスト1995
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amMZ 赤と臼〈4頁の花〉〈5頁の花、花材有薬花器黒色軸横長水盤真白で柔らかな花弁が数えきれないほどの大輪の苛薬。前は菊科の植物なので小さな細い花が一つにかたまって一輪の花になる。野前は淡紅紫色だが、切花として栽培されている煎は濃紅色で、亦系統の花でありながら、白い+ヨ楽や鉄線ととり合わせると涼しげな配色になる。このとり合わせでは二色を対照させて見せたいので有薬を低くとってすぐその下に煎を配置している。手早くいけて新鮮さを失わないよう気をつけたい。花材裏白の木花器淡青緑色粕花瓶裏白の木の葉の緑色は白っぽくて他の日本の樹木には見ない色なので銀葉ともよばれている。山梨というのは木肌が梨に似ているかららしい。一一月の末頃から加温して芽吹かせたものが出てくるが、かなり長もちする。そのうちに葉が大きくなり、花芽も花瓶の中で生長し葉の大きくなって行くのを観察できる。(通称|山梨貰花透百A一繭4

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