テキスト1995
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な立花の水際の手法が生かされているようにも見える興味深い作品だったと一五えそうである。後期には鉄を使った器で二作出品したが、鉄は鈷が生じるのでこれまで花器としてあまり使われてこなかったが、直接水を入れずにがラスや陶器と組み合わせて本格的な花器として作られてほしい素材である。この貞は三人席にガラス器を幻伺集めた華やかな京展出品作である。使ったのはすべてスエlデンのコスタ・ボダで作られたもので、トップデザイナーのパーティル・ヴァリ|ン、ウルリカ・H・ヴァリ|ン、イョlラン・ヴォルフ、キールングマン、モニカ・パックストレム達の作品である。同僚々なガラスの器をこれだけ並べてみると似しくなるよ、つな美しきである。そしてここまでガラス器が多彩になるととり今わせる花を選ぶのも難しい。締艇なものは思いきり締胞に、ということで繭は間蝶捕の白とピンク、パンダは紫と赤紫、オンシジュlムの黄色。アルストロエメリア三色、グロリオーサ、アンスリュlムに黒い団扇珊瑚等を使って緑をそえた。多彩な花に多彩な器を一つにまとめるのは想像するより困難なことで配色を間違えると大変不快なものになるが、この出品作では成功したと一五えるのではないかと思う。花器を考える上でもよい経験にもなった。・エ7

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