テキスト1995
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、ゐとH1咲き群がる雪柳五月、山は若翠におおわれて:::食卓に色彩で季節の感鮒を、〈表紙の立花〉花材雪柳|真、副、請船所|巴島・い眠ポ赤松|控赤花器古銅立花瓶随分昔のことになるが、大阪府の石橋の稽古場の裏に大きな雪柳が十株程値えられていた。高さ2U枝は前後左右にお灯ほどに拡がっていた。述くから見ると勺の塊まりのようだが近寄って眺めると、細枝にふんわりと雪が積もって、その重みで柔かく擦っているように見える。雪柳を立花に使う場合、て曲線を見せるのもよいが、私は群がりをそのままの姿でまとめて季節の彩りをそえたい。花器白竹手付能出憾のanA,翠が今一番美しい李節。白竹の能には多過ぎる葉をかなりすかさなければ編笠百合や熊谷草のようなおとなしい山草がひき立たない。花材カーネーショングロリオーサ花器紺色カップ周年法培されているカーネーションやグロリオーサに季節感はないかもしれないが、花器も考慮に入れて配色と花型を考えればその季節の感じは充分発揮できる。作例では紺色のカップが白いカーネーションと濃紅色のグロリオーサというコントラストの強い配色に冷たさを与えているので初夏に向かう五〈2頁上の花〉花材椀忌膨〈2頁下の花〉ー胴寿華道京展仙渓出品作松|前置梅苔木l流枝棒|内見越他に山奇襲一、二本の枝だけを使っ編笠百合総説草3

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