テキスト1995
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えにしと金雀枝(白花金雀枝)金雀枝と書いてエニシダと読んでいるが、これは、この植物のラテン語名のの肘ZHω吋〉がスペイン語でイニエスタとなり、それが日本に伝わってエニシダと転読したものだゲニスタ一種持花型行型花器胡麻竹三つ窓竹器そうである。そして作例に使っている金雀枚は小きい白花なので金雀枝という字の窓味が通じないか原産地のヨ|ロツバでは鮮やかな黄色でふっくらした豆科らしい形の小さな花が細い枝に群がるので金雀枝という漢字がよくあてはまっている。作例にはまだ花の咲いていない白花金雀枝を凶本ほどのうち石化金雀枝を真、副、留の三枝に使ってアクセントをつけてみた。白花金雀伎はこの三倍か五倍の本数を使って技術を見せ所にすることがある。技巧の修練としては必要なことかもしれないがあまり自然さを離れたくない。9

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