テキスト1995
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第三種郵便物認可桑原専慶流いけばなテキスト矧号1995年3月1日発行(毎月l図1日発行)桑原町寸慶流家一花発行ヲ令。いけ花に麦が使われ出したのは江麦の緑をひき立てるいけ花に使われている麦は、主に大麦だそうである。早じい仔に切りたてのいれ久の紋は初々しくてみすみすしく、生き生きしてい戸時代の末期からのことで生花に麦の一純挿というのもあったが、.ム殺は花村とすべきものではないという禁忌もあり、まだ突の入っていない若い麦が使われていた。現レ仕私達が二月、三Hに使っている麦も、まだ実はしっかりせず、字分ぐらい芭に包まれているが、その頃の紋が最も新鮮な色をしている。だが葉先は栽培中に黄ばむらしく、枯色に変色した先端部が切りとられている。ただその切り万が維なのでいける前に柴先をもう一度形良く切りト由一す必要がある。作例では初本のよ一久を束ねてその太さより少し広い花器に掴み挿しにしてから前後左布に拡げ、視点から重なりのないように捌く適度に麦を拡げてからアンスリユ|ムをそのすき間に挿して行くのだが、括つてない麦はアンスリユ|ムの茎が触れるとすぐ形が変わるのでゆっくり了寧に扱い二純のとり合わせで両方の色を冴、えきせたい。花村大麦アンスリュlム花器濃紺柚花瓶定価五OO円

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