テキスト1995
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第三日間邸便物認可桑原山中庭流いけばなテキスト抑号1995年l月1日発行(毎月l凶i日発行)桑原市中暖流家元発行,,←νunzu quプn定価五OC円色の冴、ぇ花色のよく冴えた投入である。パックの紺色がアネモネの色をより一層際立たせているとも云えそうだが、写真にとってから家に持って帰ってダイニングキッチンのテーブルの上に飾った。少しは色の冴えが鈍るかと思ったが白い壁を背景に明るく花色が浮かび上がっていた。アネモネの栽培品種の中で現在最も多く見られるのは作例に使った品極で花径が叩Hほどに育つ大輪樋で、モナ・リザという名前らしい。温室で切花として栽培され、叩月から4月まで出荷されているが花屋では314月頃色とりどりに花弁を拡げる。薄くて惨気な花弁が、白、ピンク、赤、紫と多彩に咲くアネモネの花をいけたくなるのは、お正月を過ぎて一日でも早く早春の兆しを感じとりたくなる頃である。室内の温かさで窓ガラスが公るような日、花器に溢れるようにいけてみたい花である。作例にもそんな気持が感じとれる。下にとり合わせたドライフラワーはプロテアの仲間で問く乾いた鈎のような花村である。下の方にも山八のあるこの北端は少し変った花引にいけたくなる。花材アネモネドライフラワー灰白色柑変リ引花瓶

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