テキスト1995
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「はな会」いけばな嵐山口間作山花材花待二瓶飾生花主瓶七鑑賞作東円鉄線副瓶不喰芋の葉削蝶蘭主瓶朱塗螺飾角瓶副瓶ガラス水盤紅葉したじ琶の大きな来の中から選び出した黄葉の校を集めていけたのがこの二瓶飾の主瓶であるいけばな展に出品する校物生花は太枝を使った方が花引を特徴付けやすいのだが細校で大引の生花をいけるのは大変手間がかかる。その代り丹念に仕上げれば優美な、どちらかといえば女性らしさの感じられる生花が出来る。そしてこの生花は紅葉を使わず黄葉を選んで花慌に朱色を選んだ一けが見所なのかもしれない。又鉄線は白花を使っているのでこの一瓶の中でその紋の柴の一枚がよく効いた。副瓶の不喰下には柑蝶附一一輪をそえて小業で7まくまとまっている。このいけばな展は、はなと社中の皆さんの発案で始まったのだが、この年代の人達は伝統的な日本調、そして’H然で苧節感のあるいけばなを好んでいるようである。白然破壊が進んでいる現在、立識する、しないにかかわらず、その進行に付する怖れが円分注のいけば介にも現れてきているのだろう。桑原はな10

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