テキスト1995
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八4頁の花〉〈5頁の花〉青崎(あおはだ)という名の木静かで親しみ深いとり合わせ花材貨菊花器暗褐色紬角型花瓶花屋で青膚という木、という名前を教えられたが何故そうよばれているのかさっぱり見当がつかない。色んな刷物計典を調べてみてやっとわかったのだが、灰’H色のト小府は案外務くて、爪でひっかくだけで紘色の内皮が出てくるからなのだそうである。いい加減な命名だが、これが日本での学名になっている。青膚の木の実は熊が好んで食べるそうで、愛知や静岡の山奥では、熊がこの木に登って実を食べているのがよく見られたという。そこでその地万では,、熊t乗mりとよばれて・いるらしいが、これも又判じ物のような呼び名である。作例には薄と黄菊をとり合わせて静かな秋を感じさせているが、中々枝ぷりの良い花材なので立花の真ゃいけばな展の生花にも使ってみたい秋の校物である。花材如何綜花器黒色土器(手付火消壷)この火消者は秋から冬にかけて苧節の花をよくいけている。このとりあわせの中で、秋海宋の蓄のピンクと亦みがかった葉色が肌夫、い秋のれ育府薄御膨秘・配をやわらげている。恕5

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