テキスト1995
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杭同花材梅擬花器胡麻竹三つ窓筒花型二種挿行の草型竹は東南アジアから中国、日本で様々な用途で広く使われている。花器としては、室町時代に中国の山杉山砕を、つけて能に花をいけるようになったとのことだが、ただの切竹を白椿使い始めたのは利休の発案ということになっている。そして竹を犯でぐらいに切っただけの市慨を原引にして名称のつけられている刑式だけでも三十樟以上ある。竹の文化圏の中で少し特異な竹の美的価値作りなのではないかと思う。単に作ってくれる。この作例の竹筒立花では竹筒を使わないが、茶花で盛んに使われ、いけ花の万では生花の流行につれて花道人の好みに合わせた機々なスタイルが作られている。私も自分で作ったり竹屋に作らせたりしている。幸い京都は竹屋が多い。店に並べられている竹筒だけでなく、自分で思いついた形のものを注文すれば簡は生花だけでなく色々に使えるので愛用している。臨健一と白悼の紅白で年始の床の間にも飾れそつである。竹7

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