テキスト1994
93/146

夏草株分け花型株分け花器小判型陶水盤梅雨も明けた此頃、毎朝早く庭の薄の植込の前で食事している。食事が済むと素子が庭掃除して水を撒くので夏の閉も葉は水分をたっぷり含んで日盛りにも萎れることがない。この作例の薄もその中の成長のおくれた二本を使ったが水揚げがよくて一週間ぐらい水々しい葉をひろげている。主株の薄には濃赤色の鶏頭を留と控にあしらった。薄の足下が垂直に近く立ち上がっているので殆ど携めずに添えた。槍扇は真、副、留の三体で副流しの花型にする。ゆったりした株分けにしたいので水盤が小さければ二瓶飾りにすればよい。花材主株薄鶏頭子株檎扇tnA76かぶひ“真副、、\、HぜJ留5

元のページ  ../index.html#93

このブックを見る