テキスト1994
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触である。睡蓮を四輪、葉を水面に敷きつめていけても硝子の透明さが水多歳いじさせている。夏櫨は枝を軽〈横に恥かせて快い風の流れのように見せたい。〈4頁の花〉花材シベラス百合(カサプランカ)普磯(濃赤色)花器カットグラスシペラスはお静と同じMW帳防車科の水草で、シペラス属でいけ花に使われているのは作例の艇肋帳防草と琶が榔静の葉のよ、つな榔静蜘帳防車とがある。紙蚊帳吊草は古代エジプトで紙の原料にされていたパピルスで、現在でもナイル川の岸辺に群生している。高きは日12灯になる大きな水草で、いけ花展では時々使っている。作例のは切花用に小型化されたもので夏の花材として、大きい水盤に水面を広く見せていけたり、水辺を連想させるようなガラスの花器に挿すことが多い。濃赤色の茜磁をとり合わせたのでカサプランカで色彩に爽やかさをそえている。〈5頁の花〉花材矢車草新除裕花器白地淡彩色文深鉢矢車草は雪の下科の植物で菊科の矢車菊とは別種の野草で葉が美しい。紫陽花の色が清々しく見える5

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