テキスト1994
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あや的tmp由あ甲山あや込Cヲ令。イキシアは南アフリカ原産の昨日浦科の草花である。以前から切花として売られていたが、いけ花にはそれほど人気のよい花ではなかった。ところが最近フラワーデザインの方でよく使われるようになってから背も高く、花も大きくなって見栄えがするようになった。だが葉は相変イキシア花器へレンド焼花柄耳付花瓶らず貧弱で色も悪いので他の汽締科の花の葉を借葉として使った方がイキシアの花が生き生きとして比えるようになる。この作例ではオクロレウカの細手の紫をいけ合わせた。イキシアは春から初秋まで花屋で売られている。借葉として使えるのは菖蒲の葉、初夏からは四李咲社若の葉が細くてよく締まっているので合わせやすい。イキシアは昔よりも大きくなりはしたが、この花のかわいい美しさを感じられる生花にいけ上げるためには作例のように日本ぐらいは必要であろ、フ。点の部分には、点、点倒、見越、内副の4本。副と胴の部分にはそれぞれ沈みを一本ずつ加えて4本。留側は、留、留め沈み、控の3本を挿しているので合計日本の花を使ったことになる。葉は花1本に対して2枚か3枚そえているが、組み方は菖蒲科一般の葉組みの型を応用すればよい。日一取前列になる胴と情、立つ点には3枚そえ、あとは二枚組を適当に花にそえて作例のイキシアの生花は出来上がっている。花器は締胞な色の花の絵柄のへレンドの花瓶を使った。細長い花に細長い花瓶がよく合っているようである。一番高く目られているが、京女にはそんな性質もあるものなのだと思う。そんな家の人達の{丞挺というのは御主人が会社に勤めて奥さんが家事をしている人達の{丞胞とは様千が少し追って来る。例えばいけ花展の準備や新聞雑誌の取材、師範の挙式やその他色々と、家で家族全員がまとまってチームワークを組まなければ、うまく行かない仕事がいくつもあるわけで、私も幼い頃からそれを自然に学んできた。だがやはりその中で必然的にトラブルは沢山起きるのだけれども、そこで家族が一丸となってそれを助け合いながら乗り越えた時、他の形の家族では得られないような大きなものを得ることがでそして毎日の生活の中でも、お互に仕事の事で行き詰まった時に、同じ仕事をしていることでの理解と家族の併との両面で相手をいたわる事が出来る心強さがある。引払は次女という立場で本来なら、円由な立場で自分の道を決められる筈だろうと人から言われるし、本人もそう思っている。けれども何故か今いけ花の道を選んで歩いている。やっぱりお花をいける←申告か自分の生きている証拠だと感じるのと、花と共に生きている両親の姿を理想に置いているからかもしれない。そして私も結局は家業の中の京女として生きて行くのだろう。耐定3日予」,29

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